第1章 レッスン1 / 31

英語の母音を見渡そう

母音字と母音の音を分けて、これから学ぶ読み方の地図を作ります。

今回の目標

同じ母音字に複数の読み方があることを説明できる。

同じ a でも、つづりの形で音が変わる
hatShort A /æ/
hateLong A /eɪ/

「文字」と「音」は別のもの

英語の母音字は主に a・e・i・o・u の5文字です。ただし、母音の音が5つだけという意味ではありません。cat と cake の a のように、同じ文字が異なる音を表します。

y も happy や my では母音の音を表します。一方、sh のように2文字で子音の音を表す組み合わせもあります。文字数と音の数を分けて考えることが、最初の一歩です。

まず覚える13の学習ラベル

母音を3段で比較した図。LongはA hate、E Pete、I bite、O hope、U・OO cute・food。ShortはA hat、E pet、I bit、O hop、U cut。二文字母音はOI・OY boil、OU・OW count、Short OO good。
まず覚える13の学習ラベル画像を大きく開く(新しいタブ)画面が狭い場合は図を横にスクロールできます。

この教材では、Long・Shortと二文字母音を13の学習ラベルで整理します。これは英語の母音をすべて数えた一覧ではありません。Rを含む音や、弱く発音する母音は後の章で学びます。

Long と Short の意味

Long は多くの場合、アルファベットの名前に近い読み方です。Short は cat・bed・sit などの母音を指します。ここでの名前は学習上の分類であり、ただ音を長く・短くすれば区別できるわけではありません。

Long OO は food の /u/ を指し、Long U の一部と同じ音です。このため、図では独立した14番目のラベルにはしていません。発音記号は辞書によって /iː/・/uː/・/e/ など、表記が少し異なります。

ローマ字読みから一歩進もう

ローマ字は日本語の音をアルファベットで表す方法です。英語のつづりには別の対応があります。日本語やカタカナを手がかりにしてもよいですが、最終的には例語の英語の音を基準にします。

このサイトでは文字と図で読み方を学びます。発音そのものを確認したいときは、辞書の発音記号を参照してください。

理解を確かめよう:5問

まず自分で考えてから、各問の解答を開きましょう。迷った問題は、本文の例に戻って確かめてください。

  1. cat と cake の a は、同じ音ですか?

    問1の解答と説明を開く

    異なります。cat は Short A /æ/、cake は Long A /eɪ/ です。最後の e が読み方に関係するしくみを、次のレッスンで学びます。

  2. 母音字 a・e・i・o・u は何種類ですか? 音の種類も同じ数と決まりますか?

    問2の解答と説明を開く

    母音字は5種類です。一つの文字が複数の音を表すので、母音の音が5種類とは限りません。

  3. cat の a は Long A、Short A のどちらですか?

    問3の解答と説明を開く

    Short A /æ/ です。cake の Long A /eɪ/ と比べましょう。

  4. Long / Short は、音を伸ばす時間だけの違いですか?

    問4の解答と説明を開く

    いいえ。音の質も異なる学習上の呼び名です。Short A を長く伸ばしても Long A にはなりません。

  5. この教材の13の学習ラベルは、すべての英語の母音を数えた総数ですか?

    問5の解答と説明を開く

    いいえ。この教材で基礎を整理するための分類です。方言や分類の方法で音の数え方は変わります。

今回の要点

  • 母音字の数と母音の音の数は別。
  • 13は、この教材で使う学習ラベル。
  • Long / Short は単なる長さの違いではない。
発音の参考資料・辞書